【麻雀役】慣れてきたら覚えるべき役【第二章】

前回は、「最低限遊べるようになれる!」をコンセプトに、
覚えやすくて、使いやすい役を紹介しました。

今回は、少し覚えづらくても、使いやすい役を紹介します!

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前回のおさらい

前回は、「最低限遊べるようになれる!」をコンセプトに、
覚えやすくて、使いやすい役を紹介しました。

既に紹介している麻雀役は以下のとおりです。

・リーチ
・トイトイ
・ホンイツ/チンイツ
・タンヤオ
・役牌(三元牌)

(トイトイだけ覚えやすさ重視で、使いづらいです。)

 

今回は、少し覚えづらくても、使いやすい役を紹介します!

前回紹介した麻雀役と、この記事で紹介する麻雀役を覚えられたら、
実用的な役を一通り理解できたことになります。

難しい役がいくつかありますが、気合を入れて覚えましょう!

次に覚える麻雀役

役牌(自風/場風)

役牌(自風/場風)の条件

自風か場風の「東」「南」「西」「北」の面子を使ってアガると、役牌になります。
他の面子部分は、同一牌の3枚組でも連続する3枚組でも構いません。

役を読み上げる際は、「東」「南」「西」「北」の順に、
「トン」「ナン」「シャー」「ペー」と読み上げます。
(自風か場風かは、特に区別しない。)

ネット麻雀によって表示場所は異なります。

「自風」は、プレイヤーによって異なる役牌となります。
親は「東」が自風で、そこから手番順に「南」「西」「北」が自風です。

「場風」は、全プレイヤー共通の役牌となります。
東場は「東」が、南場は「南」が場風です。

画像の場合、場風「東」、自風「東」が役牌となります。

 

▼東場と南場について

役牌(自風/場風)の翻数

門前時:1翻
副露時:1翻

(門前:自分が鳴いていない状態、副露:自分が鳴いている状態)

役牌さえ3枚組にしてしまえば、
その他のメンツは何でも良く、自由度が高いです。

手牌に2枚組で役牌があれば、
積極的に「ポン」と鳴いて、アガりへ向かえます。

 

なお、前の項目で掲載した画像のように、
自分の「自風」と「場風」が同じ時があります。

この時に、その役牌がアガりに含まれた場合、
「自風」と「場風」で2翻となります。

例えば、東場で自風が「東」のプレイヤーや、
南場で自風が「南」のプレイヤーが該当します。

自風と場風のダブルで役が付くため、
「ダブ東(ダブトン)」「ダブ南(ダブナン)」と呼ばれます。

平和(ピンフ)

平和の条件

①門前であること
②雀頭が役牌ではないこと
③メンツが全て連続する3枚組であること
④最後の待ちが両面待ちであること

なんとも覚えづらい役です…

平和の翻数

門前時:1翻
副露時:不成立

門前限定の役なので、鳴くと消えてしまいます。

 

初心者に待ち受ける最大の難所が、この平和です。

麻雀牌の枚数効率を重視していると、よく出現します。
覚えにくいのに、よく出現するから最初は厄介ですね。

対局の中で絶対に使う役なので、気合を入れて覚えましょう!

平和の練習問題

平和の条件は難しいので、練習問題を用意しました。
それぞれ、平和なのかどうか当ててみてください!

 

さて、それでは正解発表です!

①平和じゃない
雀頭が場風の「東」であり、「東」は役牌であるため、
平和の条件を満たしていません。

②平和!
平和の条件を全て満たしています。

③平和じゃない
待ちが両面待ちになっていないので、
平和の条件を満たしていません。

④平和!
ソーズの578で待っていた手で、5でアガっています。
ソーズの66が雀頭で、67の両面待ちと取れるため、
平和の条件を全て満たしています。

ただし、7でアガった場合は、平和ではありません。
その場合は、リーチなど、他の役が必要です。

ツモ

ツモの条件

自分が鳴いていない状態で、アガり牌を自分で引くとツモになります。

メンゼンチンツモホーの略なので、発声としての「ツモ」とは別のものです。

ツモの翻数

門前時:1翻
副露時:不成立

門前が前提の役なので、鳴くと不成立です。

他の役が一切ない場合でも、門前だとこの役があるため、
「ロンは出来ないけど、ツモならアガれる」という、
不思議な状態になります。

ツモのみでもアガれることを忘れないようにしましょう!

三色同順(サンショクドウジュン)

三色同順の条件

3種類の数牌を全て使って、
同一の連続する3枚組を含めてアガると、三色同順となります。
残りの1面子は、同一牌の3枚組でも連続する3枚組でも構いません。

画像の場合は、123の三色ですね。

三色同順の翻数

門前時:2翻
副露時:1翻

鳴いている場合でも成立する役です。

門前でのアガりが厳しい場合でアガりたい場合は、
鳴いて手を進めるしかありません。

その時に、役の候補となることがそこそこありますので、
覚えておくと、アガれる機会が増えます!

一気通貫(イッキツウカン)

一気通貫の条件

1種類の数牌で、
「123」「456」「789」の面子を含めてアガると、一気通貫となります。
残りの1面子は、同一牌の3枚組でも連続する3枚組でも構いません。

一気通貫の翻数

門前時:2翻
副露時:1翻

鳴いている場合でも成立する役です。

門前でのアガりが厳しい場合でアガりたい場合は、
鳴いて手を進めるしかありません。

その時に、役の候補となることがそこそこありますので、
覚えておくと、アガれる機会が増えます!

ひとつ前に紹介した「三色同順」と翻数が同じなので、
どちらの役を作りに行くか迷うことが、度々あります。

イーペーコー

イーペーコーの条件

自分が鳴いていない状態で、
全く同一の連続する3枚組を含めてアガると、イーペーコーとなります。
残りの面子は、同一牌の3枚組でも連続する3枚組でも構いません。

ピンズの234が同一の連続する3枚組で、イーペーコーが成立します。

イーペーコーの翻数

門前時:1翻
副露時:不成立

門前が条件の役なので、鳴いた瞬間なくなります。

イーペーコーは、狙って作る程の使いやすさはありません。
できたらラッキーくらいの心持ちで進めるイメージです。

とは言え、全く使わない程の役でもなく、
以下のように、イーペーコーしか役がない時などは有難く感じます。

チートイツ

チートイツの条件

同じ2枚組を7つ集めると、チートイツとなります。

アガりの基本形(4面子1雀頭)を全く無視した特殊な役です。

チートイツの翻数

門前時:2翻
副露時:不成立

チートイツでは、注意点が2つあります。

1つ目の注意点として、先程紹介した「イーペーコー」とは複合しません。

イーペーコーは、同一の連続する3枚組の面子を2つ作る役ですが、
チートイツは2枚組を作る役なので、構造が違うことになります。

 

2つ目の注意点として、同一牌を4枚集めても、2枚組2つとは扱われません。

以下のような手では、「役なし」ということになります。

おわりに

今回は、以下の役を紹介しました。

・役牌(自風/場風)
・平和(ピンフ)
・ツモ
・三色同順(サンショクドウジュン)
・一気通貫(イッキツウカン)
・イーペーコー
・チートイツ

前回紹介した以下の役も含めて覚えたら、
実用的な役は、一通り覚えたことになります。

・リーチ
・トイトイ
・ホンイツ/チンイツ
・タンヤオ
・役牌(三元牌)

麻雀は他にも役がいくつかありますが、出現頻度が著しく低いため、
麻雀に慣れてきた頃に覚えるくらいが丁度いいかもしれません。

以降は、無理のないペースで、覚えていきましょう!

 

▼次に覚えたい麻雀役

▼麻雀役を覚える記事まとめ

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