【麻雀役】勝手に役になる偶発役【第三章】

前回までに、実用的な麻雀役の紹介を終えました。

今回は、狙って作ることはできないけれど、
偶然発生する役について紹介します。

ネット麻雀だと、勝手に「ロン」ボタンが出てきますが、
リアル麻雀だとそうもいかないので、覚えておきましょう!

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偶発役の前提

偶然発生する役は、特定の状況になった時につく役であるため、
アガり形の指定はありません。

基本形(4面子1雀頭)でも、チートイツといった特殊形でも構いません。

偶然発生する麻雀役

一発(イッパツ)

一発の条件

リーチを掛けた後、誰にも鳴かれずに、かつ、
次の自分のツモまでにアガった場合、一発がつきます。
(自分のツモまでが対象)

一発の翻数

門前時:1翻
副露時:不成立

(門前:自分が鳴いていない状態、副露:自分が鳴いている状態)

リーチを掛けた時に発生する役なので、門前が前提となります。

ハイテイ/ホウテイ

ハイテイ/ホウテイの条件

局の最後の牌(ハイテイ牌)でアガった場合、ハイテイ/ホウテイがつきます。

ツモの時はハイテイ、ロンの時はホウテイと名前だけが違います。

ハイテイ/ホウテイの翻数

門前時:1翻
副露時:1翻

ツモの時はハイテイ、ロンの時はホウテイと名前だけ違いますが、
条件や翻数は同じなので、そこまで悪影響はありませんね。

名前を覚えられない人は「ハイテイ」の名前を覚えましょう。
(どっちも「ハイテイ」と呼んでいる人は度々いますが、
どっちも「ホウテイ」と呼んでいる人には会ったことがありません。)

 

他の役が一切なくても、この役だけでアガれますので、
最後の1牌は注意深く見ておきましょう。

これは相手も同じ状況ですので、
最後の1牌を切る時は、振り込まないように注意が必要です。

嶺上開花(リンシャンカイホウ)

嶺上開花の条件

自分がカンをした時に引いてくる牌(リンシャン牌)でアガった場合、
嶺上開花がつきます。

嶺上開花の翻数

門前時:1翻
副露時:1翻

他の役が一切なくても、この役だけでアガれますので、
カンした時は楽しみにしておきましょう。

 

なお、嶺上開花でアガった時、
カンによる新ドラを加えるかはルールによって異なります。

暗カンの時には新ドラを加えて、
明カンの時には新ドラを加えないルールをよく見る印象があります。

▼暗カンと明カンとは

チャンカン

チャンカンの条件

相手が加カンをした時に、そのカンした牌がアガり牌の場合、
チャンカンがつきます。

▼加カンとは

チャンカンの翻数

門前時:1翻
副露時:1翻

他の役が一切なくても、この役だけでアガれますので、
相手がカンするかは楽しみにしておきましょう。

相手のカンは成立しないことになりますので、
カンによる新ドラも追加されません。

ダブルリーチ

ダブルリーチの条件

誰も鳴いていない状況で、自分の最初の捨て牌でリーチをした場合、
通常のリーチの代わりに、ダブルリーチとなります。

自分の最初のツモまでに、誰かが鳴いた場合、
最初の牌でリーチを掛けられても、通常のリーチになります。

ダブルリーチの翻数

門前時:2翻
副露時:不成立

翻数以外は、通常のリーチと同じです。
一発や裏ドラなど、リーチと同様に追加されるので安心してください。

テンホウ/チーホウ

テンホウ/チーホウの条件

誰も鳴いていない状況で、自分の最初のツモ牌でアガった場合、
テンホウ/チーホウとなります。

親の時はテンホウ、子の時はチーホウと名前だけが違います。
(漢字だと天和/地和なので、格好良さも違いますね。)

自分の最初のツモまでに、誰かが鳴いた場合、
ただの「ツモ(1翻)」になるので、泣きたくなります。

テンホウ/チーホウの翻数

門前時:役満!
副露時:不成立

なんと運が良いだけで役満になります!

ただし、生きてる内にアガれるかどうかの役なので、
配牌の度に期待するのはやめておきましょう。

おわりに

ここまで、勝手に役がつく偶発役について解説しました。

・一発(イッパツ)
・ハイテイ/ホウテイ
・嶺上開花(リンシャンカイホウ)
・チャンカン
・ダブルリーチ
・テンホウ/チーホウ

あまり意識していなくても、ネット麻雀では困りませんが、
リアル麻雀だと困ることがあります。

リアル麻雀をすることが多い人は、
特にしっかり覚えるようにしましょう!

 

▼次に覚えたい麻雀役

▼麻雀役を覚える記事まとめ

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