前回までに、実用的な麻雀役の紹介を終えました。
今回は、狙って作ることはできないけれど、
偶然発生する役について紹介します。
ネット麻雀だと、勝手に「ロン」ボタンが出てきますが、
リアル麻雀だとそうもいかないので、覚えておきましょう!
偶発役の前提
偶然発生する役は、特定の状況になった時につく役であるため、
アガり形の指定はありません。
基本形(4面子1雀頭)でも、チートイツといった特殊形でも構いません。
偶然発生する麻雀役
一発(イッパツ)
一発の条件
リーチを掛けた後、誰にも鳴かれずに、かつ、
次の自分のツモまでにアガった場合、一発がつきます。
(自分のツモまでが対象)
一発の翻数
門前時:1翻
副露時:不成立
(門前:自分が鳴いていない状態、副露:自分が鳴いている状態)
リーチを掛けた時に発生する役なので、門前が前提となります。
ハイテイ/ホウテイ
ハイテイ/ホウテイの条件
局の最後の牌(ハイテイ牌)でアガった場合、ハイテイ/ホウテイがつきます。
ツモの時はハイテイ、ロンの時はホウテイと名前だけが違います。
ハイテイ/ホウテイの翻数
門前時:1翻
副露時:1翻
ツモの時はハイテイ、ロンの時はホウテイと名前だけ違いますが、
条件や翻数は同じなので、そこまで悪影響はありませんね。
名前を覚えられない人は「ハイテイ」の名前を覚えましょう。
(どっちも「ハイテイ」と呼んでいる人は度々いますが、
どっちも「ホウテイ」と呼んでいる人には会ったことがありません。)
他の役が一切なくても、この役だけでアガれますので、
最後の1牌は注意深く見ておきましょう。
これは相手も同じ状況ですので、
最後の1牌を切る時は、振り込まないように注意が必要です。
嶺上開花(リンシャンカイホウ)
嶺上開花の条件
自分がカンをした時に引いてくる牌(リンシャン牌)でアガった場合、
嶺上開花がつきます。
嶺上開花の翻数
門前時:1翻
副露時:1翻
他の役が一切なくても、この役だけでアガれますので、
カンした時は楽しみにしておきましょう。
なお、嶺上開花でアガった時、
カンによる新ドラを加えるかはルールによって異なります。
暗カンの時には新ドラを加えて、
明カンの時には新ドラを加えないルールをよく見る印象があります。
▼暗カンと明カンとは
チャンカン
チャンカンの条件
相手が加カンをした時に、そのカンした牌がアガり牌の場合、
チャンカンがつきます。
▼加カンとは
チャンカンの翻数
門前時:1翻
副露時:1翻
他の役が一切なくても、この役だけでアガれますので、
相手がカンするかは楽しみにしておきましょう。
相手のカンは成立しないことになりますので、
カンによる新ドラも追加されません。
ダブルリーチ
ダブルリーチの条件
誰も鳴いていない状況で、自分の最初の捨て牌でリーチをした場合、
通常のリーチの代わりに、ダブルリーチとなります。
自分の最初のツモまでに、誰かが鳴いた場合、
最初の牌でリーチを掛けられても、通常のリーチになります。
ダブルリーチの翻数
門前時:2翻
副露時:不成立
翻数以外は、通常のリーチと同じです。
一発や裏ドラなど、リーチと同様に追加されるので安心してください。
テンホウ/チーホウ
テンホウ/チーホウの条件
誰も鳴いていない状況で、自分の最初のツモ牌でアガった場合、
テンホウ/チーホウとなります。
親の時はテンホウ、子の時はチーホウと名前だけが違います。
(漢字だと天和/地和なので、格好良さも違いますね。)
自分の最初のツモまでに、誰かが鳴いた場合、
ただの「ツモ(1翻)」になるので、泣きたくなります。
テンホウ/チーホウの翻数
門前時:役満!
副露時:不成立
なんと運が良いだけで役満になります!
ただし、生きてる内にアガれるかどうかの役なので、
配牌の度に期待するのはやめておきましょう。
おわりに
ここまで、勝手に役がつく偶発役について解説しました。
・一発(イッパツ)
・ハイテイ/ホウテイ
・嶺上開花(リンシャンカイホウ)
・チャンカン
・ダブルリーチ
・テンホウ/チーホウ
あまり意識していなくても、ネット麻雀では困りませんが、
リアル麻雀だと困ることがあります。
リアル麻雀をすることが多い人は、
特にしっかり覚えるようにしましょう!
▼次に覚えたい麻雀役
▼麻雀役を覚える記事まとめ
コメント