テンパイ即リーは優秀な戦略です。ただし、上を目指すならダマも大切になります。
初心者の内は、テンパイ即リー!と言われますが、逆に言うと、即リー以外の選択をマスターすれば、脱・初心者ということです。
個人的には、上級者の中ランクまでは、即リーで良いと思っていますが、知識として知っておいても良いでしょう。
リーチのメリット
打点が上がる(役がつく)
説明不要の最大メリットです。
リーチの1翻がつくだけでなく、一発や裏ドラなど、偶発役も期待できます。
リーチ以外に役がない時や、打点が欲しい時は、迷わずリーチしましょう。
相手を降りさせる
相手の手がまとまっていない序盤にリーチできると効果は抜群です。
(ただし、相手がかなりの初心者だと、完全に無視されることもあります。)
相手が下りると、その相手に振り込むことがなくなりますので、自分のアガり抽選だけを続けることができます。
攻める手を降りずに済む
相手がリーチをしてきたりすると、ついつい怖じ気づいてしまい、降りなくてもいい手まで降りてしまいます。
リーチをすることで、ある程度の打点を確保しつつ、最後まで押しきることができます。
これにより、押し引きの判断ができないうちは、どんどんリーチをした方が、良い成績になります。
リーチのデメリット
ツモ切りしかできない
相手がリーチをしてきても、自分が使えるドラを引いても、待ちが良くなる牌を引いても、切るしかありません。
これらで後悔することは、日常茶飯事ですね。
ロンアガりが難しい
相手に警戒され、ロンアガりが難しくなります。
特に使われづらい牌(1、9、字牌など)で待つ場合、ダマと比較するとアガりづらくなります。
場に1000点を出す
競っている終盤の局では、「1000点」は大事です。
麻雀は、100点でも得点が低ければ負けになる、シビアなゲームです。
闇雲なリーチには、注意が必要です。
メリットデメリットを加味した判断
3巡目に良い手をテンパイしました。
リーチしなければ、アゲれそうな1p待ち。
打点も十分で、役がつくメリットが薄い。
リーチのメリットより、デメリットが大きいため、ダマの選択が光る場面です。
その後は、期待が外れてアガれずに、他家のリーチ。
ここでの私の意見は、「変わらず、ダマをつづける」です。
他家リーチにより、出アガりが難しくなりましたので、ダマのメリットが薄れたものの、リーチのメリットも大して上がってはいません。
代わりに、ここではリーチの別のデメリットの「ツモ切りしかできない」が重くなります。
自身はトップ目であり、最後まで押しきる必要もありません。
リーチ者の危険牌を引いたときは降りたいため、ここでも、ダマを継続させます。
おわりに
麻雀は、メリットとデメリットを比較するゲームです。
リーチ判断についても、メリットとデメリットを意識して、自分の判断を下していきましょう。
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