牌効率を学習するにあたり、初めに意識することは、ターツとトイツの優劣です。
この優劣の違いが、牌効率を形成しているとも言えるため、必ず押さえておきましょう。
それでは早速、確認していきましょう!
▼まだ牌効率の「序章」を読んでいない方は、是非読んでみてください!
ターツとトイツとは
麻雀は、4メンツ1ジャントウをそろえるとアガれます。
アガりのために必要な「メンツ」になる前段階が、ターツまたはトイツです。
シュンツになる前段階がターツ、コーツになる前段階がトイツです。
【補足】
シュンツ:123や567など、3連の数字によるメンツ
コーツ:222や777など、同じ牌が3枚によるメンツ
ターツ
ターツについては、以下のように分類されます。
画像の1mと2mで3mが欲しいようなターツを「ペンターツ」、
4mと5mで前後の3mか6mが欲しいようなターツを「リャンメンターツ」、
7mと9mで8mが欲しいようなターツを「カンターツ」と分類されます。
いきなり3つも分類が出てきて大変ですが、特徴に違いがあります。
後々、3分類を比較しますので、ここで気合で覚えてください!
なお、ペンターツについては、8m9mで7mを待つ場合も同様にペンターツです。
(ペンターツは、12と89の2パターンしかありません。)
他の例では、リャンメンは2m3mで1m4m待ち、カンターツは4m6mで5m待ちなどです。
トイツ
画像のように、同じ牌が2枚あるのがトイツです。
もう1枚持ってくるとメンツになりますし、持ってこなくてもジャントウとして使うことができます。
ターツとトイツの優劣
優劣の結論
ターツとトイツの優劣は、ターツ>トイツと覚えてください。
メンツになる能力は、トイツよりターツの方が優れています。
麻雀牌は、各種4枚ずつしかありません。
同じ牌が2枚からなるトイツは、残り2枚しかない同じ牌を持ってこなければなりません。
一方、ターツの場合はどうでしょうか?
ペンターツ :残り4枚ある牌を持ってくる
リャンメンターツ:残り8枚ある牌を持ってくる
カンターツ :残り4枚ある牌を持ってくる
トイツよりも、受け入れる枚数が多いことが理解できると思います。
ターツとトイツで、どちらを残すか選択する際は、ターツを残しましょう!
ただし、欲しい牌が沢山捨てられてしまって、枚数が逆転していることがあります。
その時は、残り枚数が多い方を残しましょう。
麻雀の役「トイトイ」について
やや余談となりますが、麻雀を始めたばかりの方が好きな役に、トイトイがあります。
おそらく、同じ牌を3つずつ集めるシンプルさで好まれているのだと思います。
(名前もかわいいですしね。)
ただし、トイトイをアガるのは、難易度が高いことを覚えておくようにしてください。
それは、前述のとおり、トイツは最大で2枚ずつしか受け入れがないためです。
まさに、牌効率を無視した役と言っても良いでしょう。
トイトイは、相手が使いにくい牌でなければ、なかなかアガれません。
従って、端っこの牌(1,2,8,9)か字牌が中心にトイツになっている時だけ、目指すようにしましょう。
これだけで、脱初心者になること間違いなしです!
ターツ同士の優劣
ターツ同士では優秀な順に、リャンメンターツ>カンターツ>ペンターツです。
受け入れ枚数が8枚もある「リャンメン」が優秀なのは当たり前ですが、他のターツの優劣はどこにあるでしょうか?
正解は、リャンメンに変化するかどうかです!
ペンターツの場合は、どの牌を持ってきてもリャンメンにはなりません。
一方で、カンターツの場合は、隣の牌を持ってくることで、最強のターツである「リャンメンターツ」に変化します。
この事から、ターツ同士の優劣は、リャンメンターツ>カンターツ>ペンターツとなります。
トイツ同士の優劣
トイツ同士で優劣を着けるのは難しいです。
これまでの説明よりは重要度は下がるため、読み飛ばしても良いかもしれません。
トイツの優劣について、シンプルにテンパイまでの牌効率を考えると、シュンツ変化する分、数牌トイツが優秀と言えます。
その中での優劣は、リャンメンに変化しやすい順に、3~7>2or8>1or9となります。
ただ、実際の対局においては、局面に合わせて使い分けが必要です。
鳴いてアガりたいなら役牌トイツ、リーチを目指したいならシュンツ変化しやすい数牌(3~7>2or8>1or9の順)トイツ、安全度を高めたいなら字牌トイツを残すことになります。
この辺りは、対局に慣れてからで大丈夫なので、ここでは頭の片隅に置いておく程度にしましょう。
まとめ
今回は、牌効率の基礎となる、ターツとトイツの優劣について説明しました。
重要な結論は、以下のとおりです。
ターツとトイツの優劣:ターツ>トイツ
ターツ同士の優劣:リャンメンターツ>カンターツ>ペンターツ
巡目等々で、ターツよりトイツを残すことはありますが、まずは上記の優劣を覚えましょう。
枝葉の部分は、幹となる基本部分が出来てからで十分です!
それでは、第二章へ進みましょう!
以下の外部サイトは、シャンテン数を進める受け入れ枚数を確認できます。
ただし、打点や次の手変わりは考慮されない、単純な枚数比較なので、参考程度の使用をおすすめします。
▼牌効率のまとめ
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