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麻雀において、5ブロック打法(5ブロック理論)というものがあります。
これは、牌効率の知識の中で、最重要となる考え方です。
麻雀が弱い人は、この知識が無いか、リーチに消極的か、押し引きがぐちゃぐちゃか、
この3パターンに分けれるほど重要な位置づけです。
前章までは、基礎的な知識を紹介していました。
今回は、いよいよ重要な5ブロック打法について解説していきます。
それでは早速、確認していきましょう!
ブロックとは
麻雀のアガり形は、特殊形を除き、4メンツ1ジャントウです。
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このメンツとジャントウ、またはその候補となる牌を「ブロック」と呼びます。
麻雀のアガり形は、5ブロックから成ると言えますね。
5ブロック打法とは
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上記の手牌では、6つのブロックがあります。
5ブロック打法は、上記から89mを切り、5ブロックへ手牌を進める打ち方です。
詳細は後述しますが、こうすることで、テンパイ確率を上げることができます。
テンパイまでの一番の難所は、1シャンテンの時です。
手が進むにつれて、受け入れ枚数が減っていくため、
1シャンテンからテンパイする段階が、一番受け入れが少ないのです。
5ブロックで手牌を進めることで、
1シャンテン時の受け入れを、最大限に増やせる可能性が高まります。
例えば、先程の手牌が以下のようになった場合、9pと9sの受け入れも残ります。
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6ブロック打法とは
![](https://kaeruking.com/wp-content/uploads/2022/06/image-2-1024x195.png)
先程と同じ手牌を再掲しました。現状は、6ブロックあります。
6ブロック打法は、上記から8pまたは9pを切り、6ブロックのまま手牌を進める打ち方です。
先程の5ブロックよりはテンパイ確率は落ちるものの、
特定の役が必要な時に、その可能性を高めることができます。
9pを切ることで、2シャンテンから1シャンテンになるまでの間、
ペンチャンターツが埋まる可能性が高まります。
従って、上記の手牌から9pを切ることで、ピンフを強く狙うことができます。
ピンフが必須である状況であれば、上記の手牌からは9pを切りましょう。
また、2ハン役が必要な状況であれば、以下の手牌からは、9mを切ります。
![](https://kaeruking.com/wp-content/uploads/2022/06/image-4-1024x195.png)
一通か三色かを、この時点で選択する必要はありません。
こちらも、6ブロックの進行になります。
牌効率では5ブロック
5ブロックも6ブロックも、どちらもメリットはあります。
しかし、実戦では、5ブロックを選ぶことが圧倒的に多くなります。
これは、先制リーチやアガりなど、相手よりも早く手を進めることがあまりにも強いためです。
特に、裏ドラ・赤ドラがあるルールでは、自然と手が高くなるため尚更です。
条件・制約がないのであれば、5ブロックで手を進めるように、意識しましょう。
5ブロック・6ブロックの優劣
ここでは具体的に、確率を計算して優劣を比較したいと思います。
牌姿はいろいろありますが、下記リンクから前提を設定しようと思います。
上記のリンクでは、5ブロック打法の受け入れを
3シャンテン時:34枚
2シャンテン時:32枚
1シャンテン時:20枚
6ブロック打法の受け入れを
3シャンテン時:36枚
2シャンテン時:28枚
1シャンテン時:16枚
の手牌を使っているので、ここではこの枚数をそのまま使用します。
5ブロック打法は、3シャンテン時の受け入れを減らして、
1シャンテン時の受け入れを最大にする打ち方です。
従って、上記受け入れ枚数は、違和感のない普通の枚数設定と言えます。
さて、麻雀牌は136枚あり、ツモ山の残りの枚数は毎巡変わります。
しかし、ここでは簡略化のために、「常に100枚」の山からツモるとして計算します。
概要を掴むには、適した前提条件です。
5ブロックのテンパイ確率
100枚の山から、受け入れ34枚を引く確率は、0.34(34%)です。
同様に、受け入れ32枚を引く確率は、0.32で、
受け入れ20枚を引く確率は、0.20です。
これらを全て掛け合わせると、3シャンテンからテンパイする確率が求まります。
3回のツモだけでのテンパイ確率で、終局までのテンパイ確率ではないことは、ご注意ください。
0.34×0.32×0.20=0.02176 約2.2%
6ブロックのテンパイ確率
6ブロックについても、5ブロックと同様に計算します。
0.36×0.28×0.16=0.016128 約1.6%
5ブロックのテンパイ確率より劣ることが、理解できると思います。
まとめ
5ブロックも6ブロックも、どちらもメリットはあります。
しかし、特に条件がないのであれば、5ブロックで手を進めるようにしましょう。
先制リーチやアガりなど、相手よりも早く手を進めることがあまりにも強いです!
これにて、牌効率講座の基礎編は一段落です。
ここまでの内容を理解できたら、かなり麻雀で勝てるようになっているでしょう。
テンパイできることが増えてきたら、元気よくリーチしましょう!
▼牌効率のまとめ
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