「牌効率」は、初心者が聞きたくない言葉の一つではないでしょうか?
牌効率に囚われず、大きな役をアガって、豪快に勝つ方が格好いいのは事実です。
しかし、そのような勝ち方は、アガれない事が多く、長期的には負けてしまいます。
牌効率を学ばずに勝とうとするのは、全裸で登山に挑むようなものです。
「勝ちたい!」と思ったら、まずは牌効率を学びましょう。
今回は「牌効率」の導入編として、何故、牌効率が大事なのか?といった、基本的な考え方に焦点を当てて解説します!
各局1人しかアガれない
麻雀は4人でプレーしており、一局でアガれるプレイヤーはたったの1人だけです。
誰かがアガった瞬間、アガれなかったプレイヤーの手は、全くの無価値になります。
従って、どのような手作りであっても、誰よりも早くアガることが大前提になります。
そして、誰よりも早くアガる可能性を高めるために必要なのが、「牌効率」なのです。
牌効率を軽視する戦い方
麻雀は、運が大きく影響するゲームです。
従って、牌効率を軽視しても、勝てることは少なくないでしょう。
しかし、何回も対戦を繰り返していると、勝敗の差は広がっていきます。
最初の頃は、この事がイメージ出来ないと思います。
ここでは、簡単な例として、サイコロの数字の勝負で説明します。
今、サイコロの出目の大小で競っているとします。
1人の出目は「1,2,3,4,5」の5面のサイコロで、
もう1人は「1,2,3,4,5,6」の普通のサイコロとします。
麻雀と同様に、サイコロの出目は、運の要素が大きく影響します。
従って、どちらが勝つこともあり得るでしょう。
しかし、この勝負を何回も行うと、
必ず「1,2,3,4,5,6」の普通のサイコロが勝ちます。
牌効率を軽視する人と、そうでない人の麻雀はまさしく、このサイコロの例が当てはまります。
牌効率を軽視しても、大敗することは少いかもしれません。
ですが、長い期間で見ると、必ず敗北してしまいます。
スピードと打点の兼ね合い
麻雀の面白い要因に「役作り」があります。
ただただ牌効率を重視していても、思ったような打点も出ず、面白味である「役作り」も出来ず、良いことはありません。
そこで大事になってくるのが、スピードと打点の兼ね合いです。
「スピードは少し落ちるが、打点が大きく上昇する」や「打点は少し落ちるが、スピードが大きく上昇する」といった選択は、積極的にとる必要があります。
例えば、「浮き牌が豊富な時に、ペンチャンを払ってメンタンピンを目指す」や「鳴き手で、345の三色同順を諦めて235から、5を切っていく」などが該当します。
好きな役を作ることは、麻雀の楽しさの一つで間違いありません。
しかし、それだけでは勝つことはできないのです。
「スピードと打点の兼ね合い」を考えながら、役作りを楽しむ。
これが、1ランク上の戦いになります。
そのためにも、何が最速の手順であるのかを知る必要があり、牌効率の理解が大事になります。
牌効率の最重要は受け入れ枚数
牌効率の基本となる考え方は、受け入れ枚数が多い牌を残していくことです。
しかし、受け入れ枚数を毎巡毎巡数えることは無理です。
そこで、ある程度の形を覚えることが、すなわち牌効率を覚える作業になります。
おわりに
ここまで読んでいただいた方は、牌効率の基本的な考え方や重要性が理解できたことでしょう。
さぁ、後は、学ぶだけです!
本サイトでも、牌効率の基礎をまとめています。
さっそく、第一章からスタートしましょう!
以下の外部サイトは、シャンテン数を進める受け入れ枚数を確認できます。
ただし、打点や次の手変わりは考慮されない、単純な枚数比較なので、参考程度の使用をおすすめします。
▼牌効率のまとめ
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