牌の安全度を理解すると、放銃率を下げることができます。
麻雀は4人で行う競技のため、4回に3回はアガれずに、降りることが多いです。
今回は、この麻雀の大きな要因を占めている「降り」について、
必要な知識を解説しようと思います。
この記事を読み終わった時には、きちんと綺麗に降りれるようになり、
放銃率が下げられていることでしょう!
待ちに関する前提知識
安全度の比較をする前に、まずは前提となる知識についておさらいします。
基礎的な知識となりますので、適宜、読み飛ばしてもらえればと思います。
待ちのパターン
アガりを待つときには、いくつかパターンがあります。
複合しているパターンもありますが、ここでは基本的な待ちだけ紹介します。
リャンメン待ち
画像のように、6-9mのどちらでもアガれるような待ちです。
リャンメン待ちには、各数牌ごとに、1-4、2-5、3-6、4-7、5-8、6-9待ちがあります。
カンチャン待ち
画像のように、8mでアガれるような待ちです。
カンチャン待ちには、各数牌ごとに、2~8の待ちがあります。
ペンチャン待ち
画像のように、7mでアガれるような待ちです。
ペンチャン待ちには、各数牌ごとに、3か7の待ちがあります。
シャンポン待ち
画像のように、1mか9mでアガれるような待ちです。
シャンポン待ちには、全ての牌が待ちの候補になり得ます。
別名、「シャボ待ち」「バッタ」と呼ばれることもあります。
単騎待ち
画像のように、1mでアガれるような待ちです。(1mを切ると東待ちに変更できます。)
単騎待ちには、全ての牌が待ちの候補になり得ます。
リーチの半分以上は好形
リーチの半分以上は好形です。特に、序盤以外のリーチは、その傾向が高くなります。
好形を目指して手牌を整えながら進めていくため、
テンパイまでたどり着くころには、好形になっていることがあるためです。
テンパイ即リーを軸とする私でさえ、執筆時のリーチ好形率は7割です。
待ちの形にこだわりを持つプレイヤーであれば、更に高い確率となるでしょう。
このことより、スジになっている牌は比較的安全と言えます。(細かい比較は後述)
スジになっている牌とは、以下のような牌を指します。
・「4」が切られている時の「1」や「7」
・「5」が切られている時の「2」や「8」
・「6」が切られている時の「3」や「9」
・「1」「7」両方が切られている時の「4」
・「2」「8」両方が切られている時の「5」
・「3」「9」両方が切られている時の「6」
安全度を理解して放銃率を下げる
ここからは本題の、放銃率を下げるための安全度についての解説です。
牌の安全度は、いくつの待ちのパターンに該当するかで比較することができます。
手役が絡む場合は、関連牌の危険度が上がりますが、
ここではそれを考慮せずに、基本的な比較結果を理解するようにしましょう!
安全度高:字牌とスジの1・9
字牌とスジになっている1・9は、かなり安全な牌です。
振り込む待ちのパターンは、
「シャンポン待ち」「単騎待ち」の2つです。
安全度中:スジの2・4・5・6・8
スジになっている2・4・5・6・8は、まずまず安全な牌です。
振り込む待ちのパターンは、
「カンチャン待ち」「シャンポン待ち」「単騎待ち」の3つです。
安全度中:スジの3・7
スジになっている3・7も、まずまず安全な牌です。
振り込む待ちのパターンは、
「ペンチャン待ち」「カンチャン待ち」「シャンポン待ち」「単騎待ち」の4つです。
ペンチャン待ちが追加となっている分、
「スジになっている2・4・5・6・8」よりは、注意が必要です。
安全度低:無スジの数牌
前述のとおり、リーチの多くは好形となるため、無スジは危険になります。
特に、2つのスジが生きている時の4・5・6は、一番危険な牌です。
例えば「4」は、1-4待ちにも4-7待ちにも放銃となる危険な牌です。
上記以外の1・2・3・7・8・9の比較は、前項までの話と同様に、
端っこに近い牌の方が、待ちのパターンが少ない分、安全と言えます。
全く安全牌がない時に数牌で降りなければいけない場合は、
端っこの「1」「9」から切るようにしましょう。
最後に、勘違いしやすい無スジの安全度比較について補足します。
「1」が切られている時に、「4」か「7」を切りたい場合は、
ペンチャンに放銃しない分、「4」の方が安全です。
意識しておかないと、端っこの「7」を選んでしまうので、
必ず、放銃するパターンを理解するようにしましょう。
まとめ
これまで、放銃率を下げるための安全度について比較してきました。
牌の安全度については、次のとおりです。
安全度
高:字牌とスジの1・9
中:スジの2・4・5・6・8
中:スジの3・7
低:無スジの数牌
上記のとおり、3・7については、ペンチャン待ちのパターンがある分、
危険度が上がっている点は、注意するようにしましょう。
捨て牌から更に安全度を考えたり、役を予想したりと、
安全度に関する考察は対局中も大忙しです。
今回解説した基本的な安全度知識をプレイ中に応用して、
きちんと降り、放銃率を下げるようにしましょう!
▼放銃率のまとめ
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