相手がリーチをしている時でも、押さなければいけない時があります。
その時に、考慮すべき一つの要因があるので解説します。
今回の内容を理解すると、不要な振り込み回数を減らすことができます。
振り込みを減らし、勝率を少しでも上げたい方は、是非、参考にしてください。
基本的にリーチへは押さない
今回の解説はリーチに対して、自分がテンパイしていない状況で押す内容です。
しかし、自分がテンパイしていない場合の基本方針は、「降り」になります。
自分の手が高打点である時や、この局でアガられたら負けるような、限られた状況では押すことになりますが、今回はそのような特殊な状況を想定しています。
リーチへの基本方針を確認したい場合は、以下のページを参考にしてください。
リーチへ押すときに意識すること
早速、本題を具体的な局面で紹介します。
この局面は、上家からリーチが入った場面になります。
安牌がないため押すことになりますが、何を切って押すかを考えましょう。
1-4sの良形で追っかけるのが理想である事と5pが赤であるため、選択肢は、3m、5m、3pの3つになります。(m:マンズ、p:ピンズ、s:ソーズ)
ここで考えなければならないことは、次巡以降に何を切ることになるかです。
例えばここで、「3m」を切った場合、次巡に手が進んで切る牌は「5m」になります。
つまり、2牌3スジ(3-6m、2-5m、5-8m)を通して、テンパイになります。
一方、「3p」を切った場合、次巡に手が進んで切る牌は「3p」になります。
この場合は、1牌1スジ(3-6p)を通すだけで、テンパイが可能です。
この局面では、アガり易さや牌の安全度に大差はありません。
従って、わざわざ複数の危険牌を通すことになる、マンズを通すメリットはありません。
このように、リーチに対して押す場合は、この巡に何を切るかだけでなく、テンパイするまでに何を切ることになるのかを、意識する必要があります。
まとめと応用
今回は、テンパイするまでに何を切ることになるのかを意識する必要性について説明しました。
今回の話を応用すると、不要な振り込みをしないで済む場面もあります。
例えば、リーチに対して、「割と通る牌」と「危険な牌」が浮いている場合、テンパイするためには、この2つともを通す必要があります。
とりあえず「割と通る牌」を切ってイーシャンテンにしても、「危険な牌」がどうしても通せないと考えているのであれば、「割と通る牌」を切る価値すらないのです。
テンパイまでに何を切ることになるのかを意識して、不要な振り込みを減らしていきましょう。
▼今回使用した牌理ツール
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