跳満か満貫を狙える手が来た場合は、勿論、跳満を目指します。
しかし、その難易度に差がある場合は、簡単な方を目指すべきです。
今回は、何故、そのような事になるのか解説します。
疑問に思う方は、是非、ご確認ください!
跳満と満貫の条件と打点
解説の前提として、跳満と満貫の条件は次のとおりです。
跳満:6ハン又は7ハン
満貫:4ハン(40符以上※)又は5ハン
※符が分からない場合は、気にしないでも大丈夫です。
また、アガった時の打点は次のとおりです。
跳満:12000点
満貫:8000点
満貫から上の打点は効率が悪い
ハン数と打点の関係は、次のようになります。
青色の実線が実際の打点です。(30符)
また、黄色の点線は打点を倍々にしていった線です。
(1000→2000→4000→8000→16000→32000)
4ハンまでは、打点が倍々に上昇する一方、
5ハンからは、やや直線的に上昇になることが分かると思います。
そのため、効率が良い打点は、満貫と言われています。
満貫以降も、おおよそ直線的に打点は伸びるため、
打点だけ考えると悪くはありませんが、役を現実的に考えると難しいです。
跳満以上をアガるとなると、
よく使う役(リーチ、タンヤオ、ピンフなど)以外に役が必要になります。
その努力をしてまで跳満以上を目指すのは、効率が悪いと言えますね。
具体的な局面
自風の「南」が鳴けており、ドラの7mと役牌がトイツです。
ピンズを切ればホンイツが付き、跳満になる手ですが、どうでしょうか。
手出しで78pを切り、2mや役牌をポンできた場合、ホンイツが警戒され、
自力でアガり牌をツモる必要が出てきます。
一方で、ピンズ部分は形もよく、鳴けばホンイツがないことが伝わり、
警戒されずに、ロンアガりも十分に狙えます。
(ピンズが最終待ちになれば最高です。)
この局面が、まさしく、難しい跳満と簡単な満貫の選択になります。
このように、アガり易さに大きく差があるような場合は、満貫を選択しましょう。
まとめ
麻雀のテンパイ形に芸術点はなく、アガって初めて価値が生まれます。
難しい跳満を目指すより、簡単な満貫を目指す方が効率が良いため、
両者を選択する場面があれば、アガり易さを優先しましょう!
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