「麻雀は打つだけじゃ強くならない」という考えがある。
これは明らかに正しい。
強くなりたいという目標があるのなら、対局は検証の場として、改善を繰り返さなければ、成長は見込めない。
ただし、初~中級者は鵜呑みにしてはいけない。
検討や改善など、難しい事は考えずに、打つだけでも強くなれる部分はあると考える。
発生確率を感覚で覚える
麻雀は期待値のゲームで、発生確率を把握することは最重要だ。
ただ、発生確率は明確には把握出来ない。
牌姿だけに着目した計算は出来ても、他のプレイヤーの捨て牌や動向まで考えると、計算することは不可能になる。
そこで大事なのが自身の「感覚」だ。
相手の仕掛けはテンパイしているのか?
リーチした時としない時のアガリ率の違いは?
どの待ちがアガれそうか?
などなど、感覚として培う必要がある。
土台は座学などで学ぶとして、実践的な感覚は、打つだけでも身に付き、強くなる1つの要因となるだろう。
この「感覚」は、プレイヤーによって異なる。
何切るで意見が割れるのは、そのためだろう。
「常識は18歳までに身に付けた偏見のコレクション」
というアインシュタインの名言がある。
麻雀の話に置き換えると、
「初心者の時に身に付けた偏見のコレクション」
となるだろうか。
他人と意見交換をする際は、両者の感覚が、偏見のコレクションであることを自覚し、どちらにも誤っている可能性があることを考慮して、柔軟な考えで挑みたい。
形に強くなる
実戦を通して、様々な牌姿を見ることになる。
その中で、受け入れが多い形や少ない形を学ぶことができるだろう。
もちろん座学でも学べることだが、座学が嫌いであれば、有効な学習方法となる。
余裕が生まれる
一言でいうと「麻雀に慣れる」という話だ。
初心者のうちは、自身の手だけを見るのに、いっぱいいっぱいになってしまう。
しかし、麻雀は4人(または3人)でする競技。
相手の動きにも目を向けなければならない。
自分の手でいっぱいいっぱいになっているなら、麻雀というゲームに慣れるまで、打ち続ける意義はあるだろう。
おわりに
今回は、打つだけで強化される部分を考えてみた。
逆に言うと、今回述べた内容が、ある程度クリアしていて、更に強くなりたいと思っているのであれば、振り返りや座学、意見交換など、何かしらの対応が必須だ。
共に上達するよう、策を練り頑張りましょう。
以上、自戒を込めた記事でした。
最後まで、ありがとうございます!
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